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◆コロナで最後の大会が中止なった高校3年生を想う

2020/12/24(木) 社長ブログ日々のこと

いよいよ年の瀬も迫ってきたが、振り返ると改めて理不尽な1年だったと思う。世界中がコロナに引っ掻き回され、多くの犠牲を生んだ。ウイルスは人体にも直接影響を与えたが、経済や教育も大打撃を受けた。とくに若者が被った出来事は大きかった。相次ぐ大会の中止と長引く休校・・・。高校3年生の行き場のない夏の悔しさが、今も宙を漂っているような気がする。

 

私は高校時代、野球部に青春をかけた。高校3年生の夏の大会に向けて、そこを目指して毎日練習に明け暮れた。今も昔も野球少年は夏の大会を目指して練習する。コロナで「最後の大会」が中止なった人はたくさんいる。高校生だけでなく、小学6年生や中学3年生もそうだ。でも6年生は中学になってがんばればいい。中学3年生は高校でがんばればいい。では高校3年生は?そう。高校は集大成だ。なので、一番かわいそうなのが高校3年生だ。ずっと目指してきた目標がなくなってしまった。コロナに全部とられてしまった。無気力になってしまっていないかが心配である。

 

 

 

私は3年前からネパールの登山計画を立て、今年の秋に登る予定だった。それがすべて水の泡になった。大きなショックを受けたが、高校3年生が受けたショックはこんなものではないだろう。特に思春期で感受性の高い彼ら彼女らが、立ち直れるかが心配だ。

 

最後の大会というものは、全力で戦ってほとんど負けて終わる。負けるけれど「やり切った」という達成感が味わえるのが本来の醍醐味なのだ。大会の中止は仕方のない決断だったかもしれないが、何でも自粛中止ではなく、出来る限りの可能性をもっと探ってやるべきではなかっただろうか。

 

来年、再び同じ思いを子どもたちにさせないよう、コロナが終息することを心から願う。まずはオリンピックの開催がどうなるか。来年の今頃、世界はどうなっているのだろうか。

 

 

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