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高校野球の季節の到来!球児たちの汗はまぶしくて、どの試合も胸が熱くなる。私も野球をやってきたが、そこから色んなことを教わった。人生の基礎がそこで出来たような気がする。
今、野球少年が減っている。わずか6年で19%も減少したそうだ。一番の原因は親の負担が大きいこと。保護者がそういうスポーツごとをめんどくさがるようになった。
私がスポ少の野球に明け暮れている頃、そんな「親の負担」なんてなかった。監督の弁当を用意したり、子どもたちを送迎したりすることもなかった。監督は自分で自分のことをしていたし、送迎なんかに頼らず子どもたちでなんとかしていた。
いつの頃からか親が深く関わるようになり、親たちが良かれと思って手伝った「親の仕事」の仕組みが、「親の負担」になっていった。それからスポ少の野球が疎まれるようになったのではと考えている。
子どもは子どもで、キャッチボールできる場所がなくなった。昔は家の前や神社や空き地、といくらでもキャッチボールする場所はあったし、相手もたくさんいた。ドラえもんの空き地の世界そのものだった。ところが今はどうだ。道路ですれば怒られる。空き地には勝手に入れないようにロープが張られている。キャッチボールする兄弟や友達がいない。
これでは野球文化が廃れても仕方ないのではないだろうか。
もっと子どもたちの自主性に任せてはどうだろうか。野球を習うことも、放課後遊びも、子どもたちに任せてはどうだろうか。そうやってたくましくなっていくものだ。
そんなことを考えながら、今年の高校野球を観ている。がんばれ!