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こんなに情報がある社会になっても、大事なのはバーチャルよりリアル。そんなことを実感する出来事があった。４月、名古屋で開かれたバイクのイベント「名古屋モーターサイクルショー2023」にT.T.factoryとして出展し、ガレージに設置するバイク用ターンテーブルを展示した。３日間で４万2355人の来場者があったビッグイベント。大変な盛り上がりだった。
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お客さんの中には、事前情報としてSNSやWEBでT.T.factoryを知ってくれている人がいた。そういう方はターンテーブルがどういうものかを知った上で足を運んでくださっている。でもやっぱり実物を回すと「お―――！」という反応がある。自分で押して、軽さを感じるとやはり感動が違うのだろう。
また、その場でお客さんとリアルに会話をすることで、新しい需要の発見につながることもあった。たいていそういう会話は雑談から生まれる。 メールでやりとりするだけではそうならなかったと思う。また、話すことで私自身の人となりも伝わるものがあるだろう。雰囲気や背格好、話し方、考え方。リアルではないコミュニケーションによる言語情報は７％しか相手に情報が伝わらないという研究もあるそうだ。やはりリアルは大事。イベント出展を通して、実物を見て触れ、人と話すことは大切なのだと改めて確認できた。
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