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辻秀信の時事コラム「辻の目」―吉本問題から考える社会のあり方―

2019/09/12(木) 社長ブログ日々のこと

この夏、テレビを騒がせたのは吉本問題だろう。散々ワイドショーを騒がせ、世間もうんざりと言ったところだろうか。ようやく終わりが見えてきた。

 

いつの間にか論点がすり替わったが、発端は闇営業問題だった。マスコミが面白おかしく騒ぎ立てた。テレビもネットもその話題一色。吉本との契約問題やら処分やら論点はたくさん上がったが、一番の問題は芸能界が反社会勢力と懇意にしているかどうかではないだろうか。7月の発覚当時、TBS社長が「反社会勢力とつながりのある出演者、反社会的勢力の活動を助ける出演者の出演はあってはならない」と断言していた。

 

謹慎処分となった宮迫と亮は、反社会勢力と付き合いがあるわけでもなく、知らないで行っただけだそうだ。芸能界を引退した島田紳助と同じ状況ではないだろう。相手の素性を知っていたら行かなかったはずだ。小遣い稼ぎで軽い気持ちで行ったのだろう。それをあたかも反社会勢力と関係があり、その上で金銭受け取ったかのように叩かれた。私の考えではあるが、彼らもむしろ、詐欺集団やマスコミの被害者ではないか。当時マスコミは追い込むように報道していた。かわいそうなもんだ。

 

事務所によって対応が違ったのも気になった。ワタナベエージェンシー所属の芸人は8月末までの短期間で対応も素早かった。吉本は後手後手になり、社長の涙の会見に繋がった。

 

処分対象者の出演番組は全て巧みにカットされ、番組からも番組のポスターからも姿を消した。でもそれは違うのではないかと思う。さらに視聴者のテレビ離れを生んでしまうのではないだろうか。

 

日本テレビ系の「THE鉄腕!DASH!!」も視聴率が低迷しているという記事を読んだ。元メンバーの山口達也が出ていた頃は、わが家もよく見ていた。でも、メンバーが減って他のジャニーズタレントが出るようになってから、山口の穴埋めのような作りになり、番組の魅力は半減した。やっぱり山口が出ている場面は面白かった。ピエール瀧の件もあり、今度は吉本の闇営業問題・・・。テレビ業界は暗いニュースが続いている。益々テレビ離れは進むだろう。

 

ブログをお読みいただきありがとうございます。フォトギャラリーも是非ご覧ください。

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