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竜巻だ!

2021/07/15(木) 社長ブログ日々のこと

今年の5月、静岡県牧之原市内で竜巻が起き、屋根や車が飛ばされ3棟が全壊、88棟に被害が出たことが全国ニュースになった。実は私の住まいの近くで起きた出来事だった。わが家から道路一本隔てた先が被害を受けたのだ。間一髪だった。

 

その日は朝から雨が激しく、自宅で家族と静かに過ごしていた。竜巻注意報も出ていた。夕方になると雨風もさらに強まり、外がだんだん暗くなってきた。その時娘が「風が横に吹いてる!」と言った。ちょっと嫌な予感はしたが、元々風が強い地域。「またいつものことだろう」と、いつも通り眠りに就いた。

 

翌朝、外が騒がしかった。見に行くと、向こうの道路の電柱がバタバタと倒れていた。報道で知ったが、電柱は全部で16本も倒壊したらしい。軽自動車には風で浮き上がった形跡が。車両5台が転倒した。人間の力など到底及ばない風の力の強さに震えた。

 

 

屋根が飛ばされた家があった。知り合いの家だった。様子を見に行くと瓦が吹き飛ばされていた。すぐさま私は道具を会社に取りに行き、屋根の応急手当をしてあげた。保険会社に状況説明するため、私のドローンを飛ばして上空から被害状況を撮影した。こんな風にドローンが役立つとは思っても見なかったが、屋根の確認をするにはこの方法が一番だ。

 

中には屋根をまるごと飛ばされている家もあった。竜巻が襲った瞬間、家の人はどれほどの恐怖だっただろうか。

 

改めて瓦屋根の脆弱さを知った。私が設計する家に瓦屋根は使わないようにしている。昔とは明らかに気候が変わって来ているからだ。これから竜巻も増えていくかもしれない。異常気象に対応できる家づくりが求められていることを、改めて痛感した。

ブログをお読みいただきありがとうございます。フォトギャラリーも是非ご覧ください。

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