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世間では「推し活」が話題になっている。「辻さんの推しはなんですか」と聞かれ、一番に頭に浮かんだのは相棒のバイク、ドゥカティの「ディアベル」だ。
バイクは生き物と同じだ。乗れば乗るほど調子が出る。
今のバイクはイタリア製なので馬力がすごい。
でも日本では当時、出力の規制があったので、本国では１６２馬力のところを１１２馬力に落とさなければならなかった。
ところがどうも調子が悪い。ダカダカと音を立てるのだ。
調べると出力規制が原因であることが分かった。
さらに調べると、１１２馬力規制を１６２馬力に戻すため、コンピューターを書き換えてくれる会社が千葉県にあることが分かり、すぐさま訪ねた。
| 書き換え作業を待つこと１時間。
「乗ってみてもらえれば分かりますよ」
その言葉のままにエンジンをかけると、 アイドリングのエンジンの動きが安定していた。 |
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走り出したら別もの！！
本来の姿に戻れた！とまるでバイクが喜んでいるかのように
走りが安定していた。
以前、イタリアメーカーのマフラーを取り付けたが、馬力を規制している状態だったので相性が悪かった。
ところが今回はどうだろう。ばっちりではないか！
以前買ったマフラーは、イタリアの１６２馬力用だったのだ。
音もいいし見た目もかっこいい！
ああ、私の推し活はまだまだ続きそうだ。
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