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海外の平屋住宅はリペアもセルフ

私の理想の住まいは平屋建てだ。特にアメリカンスタイルの平家建ては理想中の理想だと思う。そう感じるきっかけとなったのはアメリカでのアパート暮らしだ。リビングの後ろにキッチンがあって、2〜3歩も歩けばトイレや洗面所、個室があった。廊下のない無駄のない造りだった。

 

多くのアメリカの家は土地が広いので平家建てだ。わざわざ2階を作る必要なんてないからだ。そしてほとんどの家がバックヤードを持つ。家の裏に庭があるので人目は気にしなくて済む。大概そこを塀で囲っているので、よりプライベート空間が確保できる。

 

アメリカを始めとする平家建て文化のある国の人たちは、ハウスメンテナンスを自分たちの手で行う習慣がある。以前、ニュージーランドの平屋建て民家を訪れたことがある。その家は広いだけでなく、とても手入れが行き届いていてきれいだった。なぜ平屋建てにしているのかたずねると、「自分たちでリペアをするから」ということだった。聞けば築100年以上だという。家がきれいなのでとてもそんな風には見えなかった。そのわけは「自分達の手で壁塗りをしているから」だそうだ。

 

私はこれこそ理想の住まいだと感じた。きっと昔の日本の家も、自分達で「リペア」してきたのだろう。それで家族の絆が深まることもある。もっとたくさんの人が平屋の住まいの魅力に気づいてくれればと願う。

 

 

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