スタッフブログ
私は現場や設計に費やす仕事が多いので、コロナで仕事のスタイルが変わることはないだろうと思っていた。でも実際は色々変わった。一番変わったのが会議や講習会だ。
講習会の場合、これまでは新幹線で長距離移動し、毎月建築関係の講習を受けに行っていた。でも最近はすっかりリモートスタイルになった。これは時間と経費の節約になるので大いに助かる。いつもは1時間の講習を受けるために、何時間もの時間と交通費をかけていた。一番もったいないと感じていたのは時間だ。それだけに丸1日を費やしていた。
でも、リモートが全てではない。参加者が一堂に会することは決して無駄ではない。生のコミュニケーションは雑談もあり、色んなことに発展する可能性があるので大切だ。でも毎月じゃなくてもいいかもしれない。新しい生活様式は、行動の選択肢を広げた。
双方向のディスカッションの場合、画面越しだと物足りないが、講習は一方的な講義なのでリモートに適している。来場者は交通費と時間を節約し、主催者は場所代や人件費を節約できる。一石二鳥のこのスタイルは、これからも取り入れられるだろう。
コロナ禍から1年。この1年間で、人間が知恵を出し合い、新しいアイデアをあらゆるところで生み出した。そして、多くの人がAIには任せられない分野がまだまだあることも、実感したのではないだろうか。