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もうすぐクリスマス。この時期になると、子どもへのプレンゼントに頭を悩ます人も多いだろう。今、子どもたちにリクエストを聞くと、ほとんどが「ゲーム」と答える。確かにゲームを渡すと大喜びするだろう。でもその先には何が待っているだろうか。本当にその子のためになるだろうか。ゲームが100%悪いわけではない。時間を区切ってやればいいし、内容によっては子どものためになるものもある。だからこそ、子どもに贈るプレゼント選びは、よく吟味して贈った方がいいのだ。
画面の中の世界は、ボタン一つでリセットができる。相手は生身の人間じゃないから、リセットしたって現実世界に何の支障もない。また、仮想空間の中でできた友だちとオンラインゲームの世界で話してばかりいると、生身の友だちとの関わりが薄くなってしまうのは明白だ。
小さい時からこうした仮想空間の世界で遊んでばかりいると、人と話すのが苦手になり、コミュニケーションがとれなくなっていく。現実にそうなってしまった子を見てきた。
これは大人の責任だ。ゲームやパソコンの機材をそろえ、それらで際限なく遊ぶ時間を与えたのは大人(親)なのだ。子どもだけの力ではできっこない。今、学校でタブレットが配布されている。毎日タブレットを持ち帰り、画面を見ながら宿題をするそうだ。当然人とのコミュニケーションの時間は減る。だからこそ、これまで以上に家族で目と目を合わせて話すことを意識する必要がありそうだ。
ゲームもタブレットもパソコンも、周りの大人がどうやってコントロールしてあげるかが子どもの将来のためでもある。
子どもたちへのクリスマスのプレゼント選びに、我々大人の責任感が問われている。