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3月25日、福島県か東京オリンピックに向けた聖火リレーが始まった。
ところが、である。有名人の聖火リレー辞退が相次いだ。「森会長発言」を理由に辞退した人もいた。または「スケジュールの都合が合わないため」という理由で辞退した人もいた。
ここに大きな違和感を覚えた人も、多いのではないだろうか。
私は「そんな失礼な話はない」と思ってしまった。
聖火リレーというのは、歴史的に考えてとても名誉なことである。世界の人々が守り続けてきた尊い平和の灯火をつないで走るイベントだ。それなのに「スケジュールが合わない」とはどういうことか。ほかのどんな名誉な“仕事”がそのスケジュールを埋めたのか。
森元会長の問題発言への抗議の意味でボイコットした人もいるだろう。女性の権利侵害に対する抗議ならば、当然“権利侵害”という観点から、北京五輪を先頭に立って反対すべき立場になったということを自覚しているだろうか。
筋が通っていない上辺だけの浅い言動は腑に落ちない。
コロナ報道もそうだが、筋が通らず煽るだけ煽ってあとは無責任、というやり方は頭に来る。世界的イベントに対し、「スケジュールが合わない」と断るのは、社会人として恥ずかしい行為ではないだろうか。
オリンピックは平和の祭典である。