スタッフブログ
Hondaの名バイク・カブは、世界中で走っている。このバイクが、どれだけ世界を変えただろう。その影響力は想像を超える。つくづく本田宗一郎は偉大だと思う。
私もカブ愛好家の一人だ。素朴な佇まいが、なんとも愛しい。好きが高じて、富士スピードウェイで開かれるカブの耐久レース「カブカップ」に仲間と参戦している。この夏には初めて本コースで行われる3時間耐久レースに出場した。
これがまたドラマのような展開の、感動的なレースだった。
結果から言うと、まさかの・・・2位!!!!
全く狙っていなかったので、チームみんなで大興奮。初めて表彰台でシャンパンファイト(表彰台でシャンパンを掛け合うあのシーン!)を体験した。
90ccノーマルクラスで出場し、9台中2位。強豪ぞろいだった。勝負の決め手は給油するかしないかの判断だった。給油でタイムロスとなるか、給油しないでガス欠となるか。究極の判断だった。こんな時、頼るべきは経験と勘。ライバルたちが給油する中、私は給油しないと決断した。結果、それが功を奏したのだ。
アクセル全開でガンガン攻め、残り10分位になった時、調子よく直線を走っていたら燃料が切れ、コックの予備タンクに切り替えた。
残り2周。予備タンクの燃料もギリギリだった。
なぜかピットからみんなが出てきている。残り何分何秒かを出してもらうはずが、「2」とだけ書いてある。あれ?何だろうと思ってゴールしたら、みんながヘルメットを叩いてきた。
「2位だぞ!!!」
え?・・・2位?!
次の瞬間、歓喜に沸いた。それはそれは盛り上がった。
みんなで上がった表彰台。とっても気持ちのいい景色だった。
バイク乗りだから分かる仲間と分かち合う楽しさ。
バイクガレージの注文を受けると、また新たなバイカーとの出会いがある。そしてこんなマニアックな話題で大いに盛り上がるのだ。