鉄骨の方が木造より強いとは限らないってホント⁈

2階建て戸建て住宅の強さを比較すると、木造と鉄骨、どちらが強いか分かりますか。おそらく「鉄骨>木造」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。答えは「鉄骨≒木造」です。実は、強さとしてはあまり変わらないのです。

 

これを語る前に、まず「強さとは何か」について説明する必要があります。

 

戸建てに求められる強さは、「火」と「揺れ」です。

 

戸建ての火災に弱いイメージがつきがちな木造ですが、表面は焦げますが中まで燃え尽きることはほとんどありません(注:炎にさらされている時間によって、結果は違ってきます)。一方、鉄骨は曲がって倒れてしまいます。つまり、2階建てレベルの住宅であれば耐火性に関していうと「鉄骨≒木造」となり、五十歩百歩というわけです。

構造体で一番火災に強いのは鉄筋コンクリートです。むしろ、天井や壁の耐火性が重要になってきます。

 

耐震性についてはどうでしょうか。やはり「木造は地震に弱い」という誤ったイメージを持つ人もまだいるようです。実際、木造と鉄骨は耐震性についても「鉄骨≒木造」です。耐震性が標準レベルで守られた普通の木造2階建てのレベルであれば、ほとんど壊れません。ただ、木造の五重塔のような5〜6階建ての高層のものは弱いです。

 

木造と鉄骨の住宅を比べると、鉄骨の方が圧倒的に揺れます。揺れて吸収するのです。

木造は耐力壁というところで「耐えながら揺れる」ため、揺れ幅が違います。

 

木造と鉄骨の一番の違いは、音と振動の伝わり方です。

同じ住宅で扉をバタンと閉める状況を比較した場合、木造はパタンで済みますが、鉄骨はバタンとしめると同時に音と振動が伝わります。

 

このような理由から、辻工務店では安心して快適に住める木造住宅をおすすめしています。木造のメリットはまだまだたくさんあります。続きは別の家づくりコラムで!

 

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