リビングで家族バラバラの画面・・・リビングの過ごし方を考える

若い世代のテレビ離れが急加速していますが、皆さんのお宅ではどうでしょうか。テレビ離れと言っても、むしろ画面と接する時間は増えているのではないでしょうか。今では一緒にテレビ番組を見る代わりに、個々のケータイやタブレットで各々が動画やニュース、ゲームを楽しむ時代です。コンテンツが多様化し、家族で過ごすリビングの風景はがらりと変わりました。

 

博報堂DYメディアパートナーズ「テレビ番組視聴意識調査2021」(https://www.advertimes.com/20210624/article355671/)によると、テレビを視聴する機器について30~40代は8割以上、50~60代は9割以上が「テレビ」と答えたのに対し、10~20代は5割以上が「スマホ」で視聴することが明らかになっています。

また、50~60代の8割がリアルタイムでテレビ番組を見ているのに対し、10~20代の若者はテレビでリアルタイムが約7割、約4割YouTubeやTVerなどの見逃し配信、Amazonプライム・ビデオやNetflixなどの有料動画配信で視聴していることも分かっています(複数回答)。

 

これだけ生活スタイルが違えば、なかなか家族みんなでテレビを囲む機会も少なくなるはずです。

 

かつて、各家庭には固定電話があり、家庭ごとに新聞を購読していました。ところがケータイの普及により固定電話のない家庭も増え、新聞はネットニュースに押され発行部数の減少が止まりません。

 

そして今、テレビの視聴率が低迷しています。テレビCMはシニア向けのものが目立ちます。そのうち、固定電話や新聞が家庭から消えていったように、「テレビのない暮らし」を選択する家庭が増えていくかもしれません。

 

辻工務店では、家族みんなで憩うリビングを大切に考えています。テレビがないとリビングはすっきりしてインテリアの視点から見るとかっこいいですが、家族の輪はどうなるでしょうか。それぞれがリビングでパソコンやタブレットを開き、イヤホンをしてバラバラの動画を視聴していたら・・・。想像してみてください。同じ空間にいるのに、共通の会話がなくなってしまいます。

実際にこんなご家庭がありました。おしゃれなインテリアを重視し、家電をできるだけ排除しようとテレビを1階のリビングから2階の寝室へ持っていきました。来客が多い1階はスッキリ。しかし子どもたちは帰宅するとすぐに2階へ上がるようになり、親子の会話が減ってしまったそうです。

 

辻工務店では、「テレビは一家に1台リビングに!」をご提案しています。この先世の中がどんなに変化したとしても、テレビ(映画・動画)はみんなで見よう、とファミリールールを決めてはいかがでしょうか。今はYoutubeもテレビで見られます。同じものを見て意見を交わすことも大切です。

辻工務店はこれまでも、これからも、家族みんなで憩う居心地のいいリビングをご提案していきます。

 

 

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