代表の辻が語る!木の家にこだわる理由とは「鉄」「合板」編

設計士でもある代表の辻秀信が、家の構造(コンクリート・鉄・合板・木)のメリットデメリットについて語ります。今回は2回目。鉄、合板の構造についてです。3回目では辻工務店がこだわる「木の家」についてお届けします。

 

●鉄

鉄は耐震性を考えると構造的には有利なのですが、欠点がありました。その一つが」です。鉄はコンと叩くと遠くまで音が響きますよね。鉄骨アパートでドアをパタンと閉めると“わっ”と音が伝わります。歩いた時も音が伝わってしまうというのが欠点です。小さな音でも生活となるとストレスになります。

軽量鉄骨の場合は「耐火性」に対しても弱さを持っています。火災の時、火事の熱で曲がる現象が起き、木造より倒壊率が高くなります。(こちらのサイトに分かりやすい記事が載っています→イエノウ https://ienou.com/framework/

耐震性についてですが、鉄骨は揺れることで耐震性を保ちます。そのため、3、4階にいると大きく揺れます。揺れ幅が他の構造体より大きいという欠点もあり、積極的には使わないことにしています。

でも、鉄骨が絶対だめというわけではありません。狭小地の3、4階建ての建物は、構造上木造より鉄骨がいいので鉄骨を採用します。ケースバイケースです。 

●合板

合板はいわゆるパネル構造」。2×4(ツーバイフォー)です。面で支えるため耐震性は優れています。ただし、間取りの自由度がありません。そして、現在はだいぶ解消されていますが、合板でパネルを作るので、壁の中が密閉されます。すると空気の逃げ場がなくなります。例えば高湿な環境下であったり雨漏りがあったりした場合は、パネルの中に水分がこもり、中がカビてしまうのです。そういうことが重なると、アレルギー症状などで人体に影響を与えることになります。(デメリットは解消されてきているとのことですが、ツーバイフォーの構造を理解するには、こちらのサイトに分かりやすい記事が載っています→注文住宅の教科書 https://home-kensetu.com/kiso/2x4-ketten.html

次回はいよいよ辻工務店一押しの木の家」についてお届けします。

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