子どものお話
高層階で子どもが育つということ
辻工務店のある藤枝市は、静岡県の県庁所在地である静岡市のベッドタウンです。静岡市内へ通う人も多く、藤枝駅前はここ数年でたくさんの高層マンションが建ち並びました。夜景の美しい駅近の高層階は、若い夫婦に人気です。ところが子どもが生まれ、成長していくと高層マンション暮らしに不便さを感じることもあるようです。高層階で暮らすと、子どもの学力が低下すると言われています。なぜなのかを子ども目線で考えてみました。
高層階から眺める景色は、大人にとっては最高です。新しいマンションは開放的でクリーンで、都会的で・・・ドラマの世界のように洗練されています。
しかし子ども目線で考えるとどうでしょうか。外で遊びたくなっても「すぐに出られない」、青虫や蝶を観察したくても「ベランダにはいない」、すぐに家のトイレに飛び込みたくても「エレベーター待ち」。不便なことの方が多そうです。家の中で過ごすことが多くなると、インドアな遊び時間が増えます。そのうち子どもは外に出るのが億劫になり、親が外で遊ぶよう促しても「めんどくさい」とゲームやテレビ、インターネットで過ごすことを好むようになります。
代表の辻は、毎年子ども登山教室を開催していますが、子どもにとって「五感を働かせること」がどれほど重要かを実感しています。風を感じ、大地を踏みしめ、匂いで察知し、目で見て確かめる。自然とつながることで、その感覚は研ぎ澄まされます。五感で感じたことにどう対処するか。そこで思考力は育まれるのです。高層階で暮らし、自然とのつながりが薄い生活環境で子どもが育つことは、思考力を育む機会が奪われるということです。
窓を開けて一歩出れば土がある一軒家の環境とは、大きく異なるでしょう。
雨上がりの土のにおい、冬の朝一番に踏み締める霜柱の感触。子どもの感性は豊かですから、さまざまな経験ができる環境を与えてあげることは、大人の大切な役割です。
辻工務店では「子どもがのびのび育つ家」を作り続けて来ました。子どもの成長を考えたマイホームづくりをいつも心がけています。
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