設計のお話
窓の失敗あるあるを解説
失敗しないマイホームを実現させるために、意外と見落としがちなのが「窓」です。窓の大きさや窓の場所は間取りに影響します。それが取り返しのつかない失敗につながることも。地元の工務店が窓に関する失敗あるある事例をご紹介します。
【テレビがまぶしくて見えない?!】
間取りを考える時は家具、家電の配置まで想定してください。ソファをどこに置いて、テレビをどこで見るか。家族の暮らしを想像してください。テレビの場所は、窓の配置にも影響してきます。テレビを置いてみたら、「カーテンができない天窓の光が反射して見えづらい!」「冬になるとテレビが光って見えづらくなくなる」というケースも実際あるんです。
【対面キッチンにしたけど暗い?!】
「キッチンは家族と会話できる対面型で」と希望される方は多いですよね。ここで意外と見落とされがちなのが“明るさ”です。背後に天井までの高い食器棚を付けると窓が作れません。暗くなってしまうのです。キッチンは手元が暗いととても使いづらいですよね。窓がないと昼間から電気の明かりが欠かせなくなってきます。辻工務店では、その対策として「食器棚の上」に明かり取りの窓を作ります。自然光は食材も美味しく見えます。
【その天窓、本当に必要?!】
屋根から明かりが差し込む天窓。とっても素敵ですよね。しかしここにも落とし穴が。雨漏りしやすいという点です。きちんと窓をはめこんでも、年月が過ぎると窓枠のビート(ゴム)が劣化して硬化します。強いこだわりがなければ、付けない方が無難かもしれません。
【窓だらけの家は不便?!】
モデルハウスのように窓に囲まれた家、開放的で憧れますね。でも実際生活すると不便を感じる人も多いようです。まずは家具が置けないこと。部屋の家具の配置を想定した上で考えなければいけませんね。次に外から丸見えという問題。結局、周囲の目線が気になりブラインドやカーテンを閉めっぱなしにしてしまうケースもあるようです。そして寒い暑いという問題。壁に比べるとどうしても断熱効果は下がってしまいます。結果、通常より光熱費がかかってしまうというケースもあるようです。
いかがでしたか。つい部屋の位置関係や動線ばかりに気を取られてしまいがちですが、合わせて窓の配置も考える必要がありますね。
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