男の子が憧れる大工さん!大工のあれこれ大百科③「障子」

いつの時代も男の子の憧れの職業で上位に入る「大工さん」。大工出身の代表、辻秀信が、大工目線で家づくりのあれこれを語ります。昔ながらの日本の家には、ていねいに暮らすためのヒントが詰まっています。

今回は「障子」の話です。

木の枠に和紙を貼った障子は、平安時代の発祥と言われています。現代まで利用されている日本が誇る文化です。 断熱性や吸湿性があるだけでなく、人の目を遮り、音を和らげ、直射日光を柔らかい光に変える・・・。障子は、日本人の感性に寄り添う日本固有の建具でもあります。

障子には雪見障子、書院障子、柳障子、夏障子などの種類があります。 夏障子は簾(すだれ)がはめ込まれたもので、見た目も風情があっていいですよね。

和紙の障子を夏に閉め切ると風が通らなくなくて暑い・・・というイメージはありませんか。 実は、風が通る面白い障子があるんです。縦格子を少しずらすと風が通る仕組みになっています。これは昔からある建具で、こうすることによって一年を通して障子を使うことができるのです。

設計者でもある辻は、大工時代に色んな建物を見て研究し、デザインの技を磨いてきました。

和室の設計は得意中の得意。床の間も畳敷きも茶室も、これまで培った知識でこだわって設計します。和室のある家に憧れる・・・という方、ぜひお気軽にご相談くださいね。

では次回もこのコーナーをお楽しみに!

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